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台湾旅行記(第9回)
2002年6月6日〜6月9日

今回は久しぶりの一人旅です。いつもの電脳街めぐりに加えて鹿港・平渓線沿線を回り、さらにたまたま時期が重なっていた世界規模のコンピュータ見本市「COMPUTEX TAIPEI2002」を見学してきました。

6/6 亀戸〜成田空港〜中正機場〜台北〜基隆
朝5時に起床、支度をして6時過ぎに出発。今回は初めて朝9:30発のシンガポール航空を使ったのでこの時間となりました。
幸い先日引っ越した新居は空港に割と近いので前日泊の必要もなく、普通に電車で行くことができましたがまだこの時間は京成線の特急電車がないので各駅停車でまったりと行くことになりました。

予定通り2時間前には空港に到着。実はソウル行きと並んで第一ターミナルの始発便だったのでまだ人が少なく、カウンターや待合室も空いていて時間を持て余してしまったので空港の写真を撮ったりしていました。

搭乗してみてちょっとびっくり、全席パーソナルTV付きです。最近ではあまり珍しくないのかもしれませんが、今まで利用したことのある航空会社にはなかったのでかなり新鮮です。
さらに映画や飛行状況が見られる他に、スーパーファミコンもどきが内蔵されていて(ゲームが好きなら)無限に時間をつぶすことができるナイスなシステムです。座席にあるユニットが外れてコントローラーになるわけですが、裏返すと受話器とカードリーダーが付いていてクレジットカードがあれば電話も掛けられる優れもの(多分)。
そして食事の前にはメニューが。結局他の航空会社同様二者択一となるのであまり意味はないのですが、これも初めてだったので微妙に感動しました。

ほぼ定刻通りに中正機場に到着、いつものように入国審査に向かおうとしますが…どうも雰囲気が違います。初めはいつもと違う航空会社なので到着ゲートが違うせいかと思いましたが、妙に綺麗だし人が少ない。結局しばらく前に完成した第二ターミナルに着いたとわかりました。ここの入国審査は第一ターミナルがパラレル処理なのと違って一列に並ぶシリアル処理なのでより早く並んだ方がすぐに出られるようです。
勝手がわからないのでパスターミナルを捜しているうちに両替の機会をロスト。しかしすでに5000元余りが財布の中になぜかあったりするのでそのままバスに乗ることに。いつもは大有バスを使っていますが、次の便まで間があるようなので台汽を利用することにしました。バスは第二ターミナルを出ると一旦第一ターミナルに立ち寄ります。停車中にふと横のバスを見ると「特設甜蜜情人座」と書かれた妙に豪華な席があるのを発見。意味を察するに「新婚旅行夫婦特別席」のようです…。

成田
SQ987便は「始発」
特設甜蜜情人座
特設甜蜜情人座

市街に到着後、まずは荷物をロッカーへ。後で便利なように改札口付近で探し、1日50元と3時間20元の2種類を発見。
10時間で当日中に出すので前者の方がお得と思いきや、よく見ると日本と違って課金境界が22時です(日本は大抵0時か終電)。23時過ぎまで預ける予定なので後者を選択しました。とはいっても20元なのでせこい話ですが…。
そして折角駅にいるので高雄までの夜行急行列車の切符を購入しておくことにしました。料金は651元と、バスの平日割引料金350元と比べると圧倒的に割高なのですが、バスは所要時間が短い分睡眠時間も短くなり出発がかなり遅くなるor到着が早くなるという点と、近い将来新幹線の開通でこういう列車はなくなっていくという話があるので列車を利用することにしました(それでも東京−名古屋くらいの距離の急行で指定席料金付きという条件で2400円程度です。台湾の交通費はかなり安い)。

時間は昼過ぎ。腹が空いてきたので食事と両替、今回の目標である現地口座開設をするため台湾の新宿(or渋谷or原宿)西門へ。
まずは腹ごしらえ、ということで何度か行ったことのある店へ行くことにしました。ここはメモに丸をつけて注文する方式なので会話が全く出来なくても安心です(^^)

続いては近くの銀行へ行き、両替をしました。最初に入った台北銀行ではできないと言われ、隣の彰化銀行へ。ここでは両替できましたが、係りのおばちゃんがかなりまったりとした動作でかなり時間が掛かりました。
さらにに口座を作ろうとしたものの「ここではできない」と言われ、作れませんでした(あるいは正しく伝わっていなかっただけ??)。しかしこれ以上追求している時間もないのでイベント会場に向かうことにしました。

西門駅からMRTに乗り市政府駅で下車。そこから歩くこと10分、COMPUTEX会場の世界貿易中心へ到着。初めは入口がわからず戸惑ってしまいましたが、どうやらMRT駅から歩いていった場合は側面に出るようで、ぐるっと回ると正面入口がありました。
2Fで事前受付票を出して入場証を受け取るといよいよ見物開始!かなり人は入っていて(コ○ケに比べればかなり余裕がありますが)バイヤーの他にも一般客がかなり来ているようです。
最初に行ったエリアはPCケースのコーナーで、実に様々なケースが展示されていました。秋葉原で見慣れているのでそれほど目新しさは感じませんでしたが、現在自分が使用しているケースを見かけたりしてちょっと感動。DOS/Vパラダイスオリジナルケースが並んでいるブースもありました。卸元でしょうか?
続いてはCD−R関係のブースを見学。大手のメディア・ドライブメーカーが一通り出展していました。途中、「NERO」のPRをしている仮装行列(?)に遭遇。

会場全景
会場全景
人でいっぱい
人でいっぱい
ノートPCの「殻」
ノートPCの「殻」
D○Sパラオリジナルケース
D○Sパラオリジナルケース
NERO行列
NERO行列
カメラ目線
カメラ目線
AMDブース
AMDブース

だいたい一周したところで別館にブースがあるAMDへ。グッズ配布をしていたせいか人だかりが出来ていてすごい熱気。
舞台上のお姉さんが何か叫ぶと群衆がそれに応えています。もちろん中国語なので何を言っているかはわからないのですが、「最もスバラシイCPUはAMD!」みたいなことを言っていたようです。さらに「グッズが欲しいかー!」みたいなことを言って群衆に向かって様々なアイテムを投げ込んでいました。
できれば何か一品欲しかったのですが、強力なバイタリティを持つ台湾人の前にした日本人には無理な相談で、デジカメが壊れたりしても困るので後から見守っておりました。

その後いくつかのブースを見て回った後無料インターネットコーナーで掲示板に書き込み。
日本語表示はOKでしたがさすがに通常入力は無理で、適当なページからコピー&ペーストで一字一字入力したので平仮名片仮名混じりの脅迫状みたいな文章になってしまいました…。

だいたい満足したところで撤退して駅に戻り、電脳街へ。買い物はもう一度台北に戻ってきたときにしないと荷物が増えてとんでもないことになるのでここはぐっと堪え、ざっとチェックするだけに留めました。相変わらず怪しげな品々は大量に並んでいるようです...

再びMRTに乗り、龍山寺駅で降りて華西街夜市へ。時刻は夕方、まだ始まったばかりです。
今日の目的は印鑑ショップ。前回旅行の時に作った印鑑の字が間違っていたので直して貰おうと思ったのですが…店が見つかりません(汗
場所的には合っているはずなのですが、見覚えのある店&お姉さんがどうしても見つかりません。どうも移転したか、つぶれてしまったようです。なんてこった…。

折角夜市に来たので食事をしていきたいところですが、別の夜市が控えているのでここは堪えてホテルを探すことにしました。一応本命の目星をつけておき、徒歩で向かいつつ途中でもっと良さそうなところがあったらそちらにするという作戦。
結局適当なところはなく、予定していた宏州旅社に到着。カテゴリとしては安ホテルで入口も暗い感じですがバス・エアコン付きで設備は一通り揃っており、西門の一角にあり場所もいいので決定。料金は1泊720元(2660円)。
今晩は車中泊なので明日からの予約を取り、荷物を預かって貰いました。

華西街付近
華西街近くの屋台街
自動改札
自動改札
基隆夜市
基隆夜市

MRTで台北駅に出て台鉄に乗り換えて基隆へ。改札口で入場するときにふと目に入ったのが自動改札機。台湾でもついに導入されたようですが今のところ定期券専用のようです。
基隆駅を出て本日最後の見所 兼 夕食処、基隆夜市へ向かいます。…が、その途中でパソコンショップを発見してしまい思わずソフトを一本買ってしまいました。
すぐに着けると思いきや、ガイドブックの地図が微妙に間違っていたようでちょっと迷って到着。ここは他の夜市と違って食べ物と雑貨がはっきり分かれています。何はともあれ食事。色々あって目移りしましたが
・かき氷
・ご飯もの
・焼きとうもろこし
・スイカジュース
の4本勝負に挑戦。結果は…1勝3敗。かき氷は龍都とはまた違ったトッピングがあって美味。ご飯(チャーハンもどき)は味付けがいまいち、焼きもろこしはボソボソした感じ。スイカジュースは水っぽい感じで、どうも安いタイプのものはそれなりのようです。
雑貨エリアを見ていると丁度いい時間になったので駅へ向かうことにしました。たとえ外したとしても夜市は楽しいところです。

高雄までの夜行は基隆始発なのですが、荷物を取り出すため一旦台北で下車。無座券でしたが車内は空いていて座ることができました(台湾では準急以上は全席指定で座席指定券を持つ人が来るまで、あるいは去った後は座っていいシステムになっています)。
セブンイレブンで食料を買い、切符を買っておいた後続列車に乗り込みます。この列車は高雄が終点ではないため念のため目覚ましをセット。疲れが出たのかあっさり寝てしまいました。



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