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諸国一の宮巡り其の一 陸奥國都々古別神社
副題:マルナカ温泉
2002年10月5日

亀戸〜上野〜水戸〜近津〜磐城棚倉
〜秋葉原〜中野〜八王子〜海老名

これから当面の間旅のテーマとなるであろう、諸国一の宮巡りの第一歩を鉄道の日記念乗り放題きっぷ(18切符秋版)を利用して踏み出して来ました。しかし、温泉・買い物・帰省と様々な要素を盛り込んだため無理が生じてちょっと反省点の多い旅でした。

→行程表はこちら

始発で出発
総武線始発で出発。まだ5時前なのにもかかわらず立っている人がいる状態。みなさんこんな朝早くからどちらへ?
常磐線への接続がかなり微妙なため、少しでも早く着く方をと併走する山手線と京浜東北線を互いに行ったり来たり。もし乗り遅れてしまうとその時点でおしまいなので結構必死です。上野駅で走っている人がいる人が結構いましたが、自分は日暮里駅で走り無事乗り換え完了。

途中、車窓からは日の出が見えました。
始発

(上)始発お茶の水行き
(下)日の出[松戸付近]
 
水郡線327D常陸大子駅
(上)水戸駅にて
(下)常陸大子での切り離し
水郡線
水戸駅で水郡線郡山行きに乗り換えます。ホームに行ってみるとすでに到着しており、発車まではしばらく間があるのですが、こういった場面ではいい席は早く埋まってしまうことが多いので乗り込みました。ついでに切符に日付を入れて貰います。

途中常陸大子からは後ろ2両を切り離し、ワンマン運転になって郡山を目指します。
 
近津着
2時間ほど乗車し、都々古別神社(陸奥國一宮)最寄りの近津駅に到着。最近新しくなったらしい、簡易タイプの小さな駅舎でした。
駅前の店に張ってある「国鉄乗車券発売所」の看板がいい味出してます。
近津駅

(上)近津駅
(下)駅前の販売所
 
都々古別神社
拝殿
(上)都々古別神社
(下)拝殿
都々古別神社
徒歩10分ほどで神社に到着。参拝を済ませ、いざ御朱印を頂こうとしましたが…誰もいないようです。よく見ると社務所らしき建物の扉に「御朱印の方はお手数ですが宮司宅まで」という張り紙がありました。ここからそう遠くないようですので向かうことにします。

さらに歩くこと5分、張り紙に書かれた家にやってきました。そして呼び鈴を押してみると…なんとこちらもお留守です。一の宮巡りの第一歩は空振りという結果になってしまいました。おみくじを引いていたら「旅立ち:よろしくない」とあったことでしょう…。

このままここにいても仕方がないので次の目標であるもう一つの都々古別神社に向かうことにします。名前が同じなので区別してこちらは馬場都々古別神社と呼ばれることもあるようです。
ところで、移動するにあたって問題がありました。水郡線、特に常陸大子以北は本数が少なく次の列車までの間隔は約1時間半。その次までは3時間空きます。そこで徒歩で移動、次の列車で帰るという計画を立てました。これが間違い(無理)の元になるのですが…。
 
ひたすら国道を
馬場都々古別神社までは約5キロ。何もない、起伏のある国道をひたすら歩いてきます。10月とはいえ、非常に良い天気なので結構暑いです。
車はたくさん通りますが歩いている人は皆無、途中自転車の一段と行き違ったのみ。
そして50分後、ようやく到着しました。
国道
ひたすら続く道
 
馬場都々古別神社
拝殿
(上)馬場都々古別神社
(下)拝殿
馬場都々古別神社
早速参拝を済ませ、御朱印を頂こうとしますが…またもや人がいなくて張り紙です。もしや一度ならず二度までも空振りか…と思いましたがこちらはご在宅でした。しかし宮司さん本人は校長先生を兼任されているため不在、代理の方(宮司さんの母親)に書いていただきました。

初めてなので御朱印帳も一緒に頂きましたがお値段が3000円と思ったより高価でびっくり。しかし現物を見て納得、一の宮専用版で通常のものの二倍くらいの大きさがあり厚みもある立派なものでした。話を聞くと昨日はこちらも留守だったようで、危ないところだったようです。
 
そして乗り遅れる
時間がぎりぎりになってきたので急いで駅に向かうことしたのですが、この時点ですでに「駅までの所要時間を勘違いしている」「地図を紛失している」という致命的な事象が発生していました。しかしこの時前者には気づかず、「割とわかりやすい道だったから大丈夫だろう」とそのまま進んで遠回りしてしまい、見事に乗り遅れました。次の列車は3時間以上後です…。

仕方がないので善後策を考え、ひとまず駅に行くことにしました。この時頭にあったのはバスです。
磐城棚倉駅は一応主要駅なのでバスの便があるのではと考えたのですが、見事に東北本線新白河駅へ短絡する便がありました。さらに窓口には「本日臨時列車運転」の表示が!
結局
・バスに乗って東北線下りに乗り継ぎ、温泉を目指して当初予定していたプランに復帰する
・バスに乗って東北線上りに乗り継ぎ、早めに帰る
・臨時列車に乗る
という三択になりました。バスに乗ってしまうのが早いのですが、乗り放題きっぷが使えないのでお金が掛かります。1番目の選択肢がうまくいくならコストに見合うと考えましたが、接続タイミングが悪くうまくいかないため臨時列車を利用することにして、温泉をあきらめ買い物時間を短縮することにしました。
825D列車
臨時列車郡山行き
ようやく出発
1時間40分の遅れで磐城棚倉を出発。しばらくするとハプニング発生!上下線の列車が同時に到着していたため小学生のグループが誤乗してしまったようです。
降りて反対方向の列車を待つことになったみたいですが次の列車は当分先。乗り遅れている身としては他人事ではない出来事でした。
 
帰りは東北本線で
郡山からはひたすら東北本線を乗り継ぎ東京へ。あまり時間がないので5ヶ所回る予定だった買い物を2ヶ所に絞り、残りは後日にすることにしてどうか完了。今回はこのまま帰省して終了です。
115系
宇都宮行きは最近少なくなった115系
 


<今回の反省>
・旅行は計画的に、余裕を持って
・一度に多くのことを盛り込むと無理が出る。「混ぜるな危険」
・「一の宮」は大きいとは限らない。御朱印を頂きに行く前には必ず連絡を
…と書きながら上二つは忘れ去りそうな気がする

今回の費用
交通費 3060円
食費 511円
神社 3300円
合計 6871円

JR線乗車キロ合計 559.1km
今回の初乗り区間
なし -km
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