第二章之七 ビザ申請手続き

留学にあたって欠かせないのがビザです。
台湾留学の場合長期滞在用の居留ビザと短期滞在用の停留ビザがありますが、交換留学生でない語学留学生は停留ビザしか取得できませんので、それを申請することになります(長期の場合は現地で居留ビザに切り換えます)。

ここでの情報は2006年8月・9月・2007年3月に横浜の駐日代表處(領事館相当機関)で手続きを行った時の体験を元に記述しています。
別の窓口では若干対応が異なることがあり、また決まりはたびたび変更されるので実際に手続きをされる前に住所地を管轄する代表處へ電話確認されることをお勧めします。


【必要な書類】
・パスポート
ここにビザを貼り付けますので持っていかないと話になりません。
必要な残存期間は6ヶ月以上です。

・入学許可書
2-6でも紹介したとおり、学校から送られてくる書類の中に含まれています。原本を見せた上でコピーを提出しますので、あらかじめ用意しておきましょう。

・ビザ発給申請書
代表處に備え付けられているので必要事項を記入して提出します。記入見本がありますのでそれほど難しいことはないかと思いますが、質問が多いと思われるのは以下の点でしょうか。
 在台連絡人:現地に台湾人の知り合いがいれば記入しましょう。いなければ無記入でもOKです。
 ビザの種類:單次(シングル)と多次(マルチ)があり必要に応じて選択します。詳しくは後述。
以前はインターネットで申請書の配布をしていましたが、サイトリニューアルしてからなくなってしまったようです(2007年7月現在)。
 預定停留時間:滞在期間に関わらずDayの欄に「90(ビザの有効期間)」と記入します。

・航空券または予約確認書
日付の入った往復の航空券が必要です。形式的なものなので、短期のFIXチケットでも往復であれば問題なくビザが発給されています(2007年3月現在)。
その場でチェックして返されましたので、コピーを用意しておく必要はないようです。
空港渡しやE-チケットなどで現物が手元にない場合はインターネットの確認画面をプリントアウトしたり、旅行会社から送られてくる出発日の明記された航空券引換証などでも代用できます。

・残高証明書
銀行でも郵便局でも構いませんが、英文で出してもらいましょう(恐らく日本語でも受け付けてくれるかと思いますが、英文が無難です)。必要残高は50万円以上となっています。
原本を提出しますので、コピーは必要ありません。
本人名義のものが必要となりますので、親に費用を出して貰う場合は先に自分の口座へお金を移してもらいましょう。その場合気を付けなくてはいけないのはどこで発行するにせよ、前日以前の確定残高でしか発行できないということです。
資金を移動した翌日以降に手続きしましょう。

(参考情報)
郵便局:その場で発行して貰えますので急ぐときは便利です。手数料500円。手書きの情けないものが出てきますが、ちゃんと使えます。
英文の場合局長クラスがいないと出せないそうで、小さな郵便局だと外出などで出せないことがあり、発行に不慣れなことも多いのでなるべく大きな郵便局をお勧めします。

銀行:どの銀行を使うかによって差があるようですが、概ね2日〜1週間程度で発行されるようです。費用は500〜600円前後。新生銀行などでは無料で発行できるので、万一に備えて余分に用意しておくと良いでしょう(私は予定外の一時帰国・ビザ再取得が発生して大変役に立ちました)。

写真2枚
パスポートサイズが2枚必要です。一枚は申請書に貼り付け、もう一枚は書類と一緒に提出します。

手数料
シングルは4400円、マルチは8800円です(翌日発給の場合)。
当日発給を希望する場合は50%増しの6600円・13200円で可能です。

【申請手順】

必要書類を揃えて住所地を管轄する代表處へ行き、申請書を記入して査証窓口へ提出します。入学許可書原本・航空券はその場でチェックして返され、その他は回収されます。
その際払い込み用紙を渡されますので、会計窓口へ持参して払い込みすれば完了です(このときだいたいいつ頃出来上がるか言われるかと思います。大抵午前中に行けば翌日午前、午後に行けば翌日午後と言われると思います)。
払い込み用紙がそのまま引換証になりますので、忘れずに持参しましょう。この用紙がないとパスポートを受け取れません。

通常であれば翌日発給となりますので、取りに行きます。遠方なので翌日以降来るのが困難、あるいは宿泊が必要で面倒な場合は上記の50%増し料金を払うことで当日発給ができます。ただしあまり遅い時間だとできないこともありますので、午前中に行った方が無難でしょう。
なお翌日発給と言いつつ実は当日中に出来上がっていることも多く、早い時間に手続きすれば通常の手数料でも当日夕方に受け取ることができる場合があります(といっても夕方まで時間を潰さなくてはならないので翌日以降出直すのとあまり変わらなかったりしますが)。
実際私は翌日出国という状況で申請しなければならなかったことがあり、朝行って「割り増しでいいので当日でやってください」とお願いしたところ、「夕方で良ければ通常料金で出しますよ」と言われて実際やってもらえました。
ただしこれはあくまで係の方の好意によるものなので、無理な要求はやめましょう。

書類に問題がなければ90日有効なビザが発給されます(2007年3月現在)。

【シングルかマルチか】
留学生の場合ビザ申請時に一度きり有効で出国したら無効になるシングルビザと、期間中何度でも出入りできるマルチビザを選ぶことができ、マルチの手数料はシングルの2倍でその差は4400円です。どちらも4ヶ月後に出入り自由な居留ビザへ書き換えらえる点は同じ。
これを考えるとそれぞれどんな人にお勧めなのは

シングル…入国後4ヶ月間は出国(一時帰国、他国への旅行)の計画がまったくなく、学校をほとんど休まない自信のある人
マルチ…4ヶ月以内に1度以上出国する可能性のある人、遠方在住でビザの再取得に多大な費用のかかる人、居留ビザに切り換えたくない人

どちらか迷った場合はマルチをお勧めします。一度でも出国すれば元が取れ、居留ビザへの切り替えをしなくても自由に出入りできます。またマルチビザは通常発給日から半年間有効であり、有効期間ぎりぎりに入国し直せばそこから90日滞在できますので最大約270日(もし延長が認められれば最終入国から180日、最大約360日)の滞在が可能です。
最近は居留ビザへの切り換え発給が厳しくなってきており、わずかな欠席や過去の滞在歴などによって切り替えを拒否される事例が増えてきており、そんな場合もとりあえず出直せば滞在期間を延ばせるマルチビザは便利です。

私は2度目の留学でシングルを取得したら予想外の一時帰国が発生したり、居留ビザの切り換え拒否に遭ったりして(ちなみに理由は過去に長期留学していたからだそうです)結果計3回停留ビザを申請することになりかなりの手数料と時間を無駄にしました。

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